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六代目ブログ

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【振袖の下見】は皆さん 何軒ぐらい行くのか?

呉服屋成人式の振袖の下見は、皆さん何軒ぐらいの呉服屋さんや貸衣装店に行くのでしょうか? 3軒? 5軒? それとも10軒ぐらいでしょうか?

 

今回は この「お下見の軒数」について お話させて頂きます。

 

お母様の時代は それぞれのご家庭で いつも ご贔屓(ひいき)にしている呉服屋さんがあり「着物を買うならココ」というのが決まっているケースが多かったようです。

 

そのため 新しいお着物が必要な時は、いつものお店にお願いして、好みの柄を用意してもらったり、家にまで持って来てもらう事も よくありました。

 

現代のように 何軒ものお店を ハシゴするような方は 少なかったわけですが、近年 昔ながらの「小さな呉服屋さん」は 後継者不足から どんどん減少していき「馴染みの呉服屋さん」と 普段から お付き合いがある ご家庭は、とても少なくなってきました。

 

くわえて 最近は、呉服屋さん以外にも 写真館・貸衣装店・美容室・互助会など たくさん業種が 「成人式の振袖」を 取り扱うようになり、かつ レンタル・購入・ママ振リメイク など ご準備の方法も 多様化しているため、一つのお店で 振袖を決めてしまうのではなく、何軒かのお店を比較しながら 検討されるお客様が 多くなっています。

 

では 最近の 成人式を控えた ご家庭は、いったい 何軒ぐらいのお店で 振袖のお下見されるのか?

 

以前 私はこのブログで「振袖の下見」は 2種類あります と書きましたが、ご来店された お客様や 他店での話をうかがうと、

 

A.お母様だけで行く「お下見」で、0~5軒

B.  お嬢様も御一緒の「お下見」で、1~3軒

 

ぐらいの方が いちばん多いようです。

どうでしょう、皆さんの予想より多いですか? それとも少ないですか? 

 

0~1軒の方に お話を聞いてみると 「私も仕事をしており 娘もバイトで忙しく、そんなに 何軒ものお店を まわる時間がない」というお答えが返ってきます。

 

また最近は「振袖は 山中さんで と決めていたので、他には どこも行ってません」と 嬉しいお言葉を頂くことも増えてきました。

とくに「ママ振」のお客様に関しては、ほとんどのお客様が「やまなか」だけに お越しになっています。

 

いっぽう、2~5軒の方に聞いてみると、

「一生に一度の買い物なので、一軒だけでは決められない」

「着物の事は よくわからないので 勉強する意味も含め、数軒のお店を 比較したい」

 という お考えのお客様が 多いようです。

 

とくに、レンタルと購入の両方を選択肢として お考えのお客様は、必ず数軒のお店に 下見に行かれます。

 

このように「お下見の軒数」は、そのご家庭の振袖に対する考え方や「馴染みのお店があるかどうか」によっても 変わってきますので「○軒 行くのが ベスト」という正解は ありません。

 

しかし ひとつ気をつけて頂きたいのは、あまりに 多くの情報が ダイレクトメールなどで届くため、

 

「できるだけたくさんの お店を下見して 必ず いい振袖を 見つけるわ!」

 

ということで、お嬢様を連れて 手当たり次第に 何十軒も下見される方を、たまにお見かけします。

無理やり下見_母娘_500

 

こういうご家庭の特徴として挙げられるのが、お母様の振袖に対する異常なテンションの高さ。

出来るだけ「いい振袖」をお嬢様に着せてあげたいという お母様のお気持ちは、よくわかりますが、お嬢様の気持ちを無視した「お母様の自己満足」であってはいけません。

(もちろん、お嬢様の意識も そのテンションに伴なっていれば構いませんが。)

 

くわえて こういうお母様は、ご自分のイメージにこだわるあまり、お下見の時でも ご自分の好みを優先させる傾向があります。

 

ご予算に関しては ご両親の意見が大切ですが、色や柄ゆきに関しては、出来る限り お嬢様の好みを優先して 選んであげて下さい。

 

お嬢様ご自身が その振袖を とても気に入って 購入された場合、事あるごとに お嬢様が自ら進んで その振袖を着ようとされます。

 

このように、振袖のお下見で大切なのは、成人式に対する お嬢様とご家族の気持ちのバランス。

 

振袖への意識が そんなに高まっていないのに、何軒もの下見に連れまわされる お嬢様は、見ていて本当に可哀相ですし、私が今まで何千人もの お客様を見てきた経験から 申し上げると「下見に行った軒数」と「成人式への満足度」は 必ずしも比例しません。

 

お母様だけの お下見なら 何十軒まわられても構いませんが、お嬢様と御一緒の お下見の前には、まずお嬢様の「振袖に対するお気持ち」を確認しましょう。

 

そうしないと「もう 何でもいいよ、ママの好きにすれば 。。。」なんて、とても「悲しい成人式」になってしまいます。

 

 

失敗しない振袖選びのポイント_500

 

 

公式インスタグラムには「やまなか」が コーディネイトした素敵な振袖美人のお写真を掲載していますので、お気軽にフォローして頂き、参考にしてみて下さい。

 

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