【成人式の振袖】で古典柄が流行している理由
2013年11月13日
古典柄振袖がどうして愛されるのか?
最近の成人式では「古典柄の振袖」がとても人気があります。
この傾向を取引があるメーカーさんにお聞きしても、私共がお店を構える名古屋だけでなく、全国的に「古典柄の晴れ着」よく売れているとのこと。
では、どうしてそんなに古典柄が人気なのでしょうか?
流行がないので経済的
和服の流行と言うのは、洋服ほどの短い期間で変化はしませんが、それでもカタログに載っているようなブランドものや現代風の振袖は、3~4年経つと「少し古いな」という感じは出てきます。
そこで流行がない古典柄を購入しておけば、成人式が終わったあとも 卒業式の袴に合わせたり、友人や親戚の結婚式に招待された時にも安心してお召しになって頂けます。
とくに最近では 女性の晩婚化がすすみ、30歳前後でご結納やご親戚・ご友人の結婚式で着る可能性もありますが、その場合 成人式から10年経ってるという事になりますね。
あと年が離れた妹さまがいらっしゃる場合でも古典柄なら安心してお着せできます。
そしてさらに先の話ですが、このブログでも御紹介しているように 大切に保管していただければ、何十年後かにお嬢様のお嬢様にも お着せすることができるかもしれません。
つまり「きもの」が本来もってる「何世代にも渡り 代々受け継いでいく」というメリットを古典柄なら最大限生かすことができ、なおかつ経済的です。
いいものを大切にして、何度でも着る ――
この日本人が持つ世界に誇るべき「美しい価値観」は、これからも和服の文化と共に大切にしていきたいですね。
私も呉服屋として多くの方に、この価値観をお伝えできるよう頑張りますので、古典柄の振袖をお探しの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご連絡ください。
お客様のご紹介
本日ご紹介させて頂く「きもの美人」は、岡崎市にお住まいの 内藤 あやの様 です。
とても 繊細で可憐で落ち着いた雰囲気の お嬢様でした。
そんな素敵なお嬢様が、先ほどお話した古典柄をお召しになると、このような感じになります。
振袖は、黒地の古典柄を帯や小物もすべて古典的なイメージで お見立てさせて頂きました。
日本人がもつ「美しい価値観」は、あやの様のような美しい日本人女性が古典柄を着ることで、一番うまく表現できるような気がしています。
内藤 あやの様(岡崎市)
お母様からの御感想