お母様の着物の【帯揚げ・帯締め】のコーディネイト事例
2013年06月03日
さて今回も「ママの振袖」で、
成人式をお迎えになったお嬢様のご紹介です。
こちらの きもの美人は、藤井 温美(あつみ)様(名古屋市守山区)です。
モデルさんの様な、綺麗なお嬢様でしたので、
6代目は、いつも以上に気合が入ります(笑)
作業内容としましては、白地に紺色の「お母様の着物」をお預かりし、
「クリーニング」と「裄(ゆき)直し」をさせて頂きました。
小物も、温美さま用にアレンジさせて頂きましたが、
ピフォアー・アフターがわかるように、
お母さまの時のお写真と並べてみましょう。
![ママふり小物のコーディネイト事例](https://yamanaka-kimono.com/wordpress2/wp-content/uploads/18cde1c2b07b842a1d62e1b5b50da159.jpg)
昔は、「帯あげ」と「帯じめ」を、同じ色目で合わせる事が多く
お写真でも、お母様の時は、ピンク色でコーディネイトされていますね。
ただ最近は、どちらかというと「帯揚げ」と「帯締め」を
違う色でアレンジする事が多くなってきました。
温美さまの場合も「水色の帯揚げ」に「黒の帯締め」という
違う色目で、コーディネイトをさせて頂きました。
これは、色数を増やすことにより、
全体の雰囲気が、より華やかで、立体的になってくるからです。
また、逆に落ち着いた雰囲気に戻したい場合は、
できるだけ 色数を少なくして、同じ色系の小物でアレンジします。
このように、小物だけで、
「派手」にも「地味」にも、
「古典的」にも「現代風」にもできますので、
皆様 いちどチャレンジしてみて下さいね。
「お母様の晴れ着」が、意外なイメージで甦るかもしれませんよ。