母親の【お下がりの振袖】を着る方が増えています!
2016年04月23日
お母さんの晴れ着は高品質!
皆さん、最近の成人式を見たことがありますか?
テレビのニュースだけでなく、会場でご覧になった方も多いと思いますが、実はママ振りと呼ばれる「母親の振袖のお下がり」を着る方がとても増えているんです!
なぜなら、お母様の時代は、ほとんどが国産で、一点一点 手間と時間がかけて作られており、はおるとズッシリとした生地の重みを感じる事ができます。つまり「お下がり」 どころか、今どきの振袖と並んでも見劣りしない高級感にあふれています。
たとえば、こちらのお嬢様が着ている振袖も実は「お母様のお下がり」ですが、まったくそんな古い着物にはみえません。
着物と帯は当時のままで、帯揚げ・帯じめ・髪飾り・草履バックなどの小物だけを「きものやまなか」にて新しくコーディネイトさせて頂きました。
振袖は京紅型(きょうびんがた)と呼ばれる技法で鮮やかな色柄が描かれており、みる人を引き付けます。
くわえて生地は、たいへん重みのある「ちりめん」で、その風合いには最近の振袖にはない高級感がありました。
おそらく当時でも100万円はくだらない最高級の振袖で、お母様やおばあ様の想いが詰まっているという点においては、お金にはかえられない良さがあります。
ショールに関しても、お母様が当時お使いになったものですが、状態も良かったので、そのままお使いになられました。
これと同じぐらいのボリュームのブルーフォックスショールを購入すれば、今でもかなりするはずです。
このように、使えるものは使い、当時の良い御品を活用するのが、ご予算的にもコーディネイトの点から見ても、一番上手なママ振りの活用法です。
レンタル品として貸し出されている流行りの振袖も良いかもしれませんが、私は個人的に 昔の着物の方が見ていて落ち着きます。
振袖はそのままでも、帯や小物を お嬢様の好みに合わせてコーディネイトしてあげると、お嬢様の表情も明るくなり、貸衣装の振袖と並んでも決して見劣りすることはありません。 またそれ以上に見える事もあります。
和服というのは、その場限りで終わらせてしまうものではなく、何回も着て次の世代へ譲っていくものですので、お母様のお下がりの振袖を着る予定の方は、ママ振リメイク専門店「きものやまなか」にご相談ください。