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ママ振袖リメイク

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【ママ振りクリーニング】で気をつける3つのポイント!

「ママ振り」の丸洗い・染み抜きはココに気をつけよう!

着物が綺麗になって嬉しい主婦のイラスト

ママ振りを活用するときの大切な作業として、クリーニングがあります。お母さまの振袖は時間がたっているため、キレイにしておいたつもりでも、保管状態によっては、染みや変色になっていることが多いからです。

 

当店でも、年間200枚以上のママ振りをお預かりしますが、程度の差はあれ、ほとんどのケースで汚れがついています。

 

本日は、ママ振りをクリーニングに出す際に、気をつけてもらいたい3つのポイントを、お客さまの事例をまじえながら、解説いたします。

 

ママ振りクリーニングで大切な3つのポイント

① 早めに出す。

② 着物専門のクリーニング店に出す。

③ 長襦袢もセットで出す。

 

 

①早めに出しましょう

カレンダーを見て焦る主婦

まず、1番最初に大切なのが「早めに出す」という点です。

なぜなら、着物のクリーニングは、お洋服と違って時間がかかり、カッターシャツのように、今日だして、次の日に仕上がることはありません。

 

【きものやまなか クリーニング期間】

丸洗い 約2カ月
丸洗い + シミ抜き 約3ヵ月

 

たとえば、当店ですと、こちらのような納期がかかります。

お店によって違いはありますが、早いお店でも1か月は必要ですので、遅くとも成人式の3ヵ月前には、クリーニングに出しましょう。

 

振袖のクリーニング料金はいくら位かかるの?

 

さらに最近は「前撮り」といって、成人式当日ではなく、前もって記念撮影をするお客さまが増えています。その場合は撮影予定日から逆算して、さらに早めに準備をすすめる必要があります。

 

成人式の前撮りはいつ頃がいいの?

 

 

②着物専門のクリーニング店に出しましょう

2番目に大切なのが、着物の専門のクリーニング店、もしくは和服の専門店にお願いするという点です。なぜなら、通常のクリーニングに比べ、ママ振りのような古い着物のしみ抜きには、熟練した技術が必要です。

 

米倉斉加年作_振袖 ベージュにグリーン

お母さまの振袖

 

こちらの振袖は、当店のお客さま 松崎比呂美さまのママ振りですが、近くでみると、変色や染みが全体に広がっていました。

 

振袖の古い変色 ビフォア

古い変色

 

今回この着物の染み抜きは、当店がいつもお願いしている染色補正士 堀部晴久さんにお願いしております。

堀部さんは、2021年2月に開催された「第31回技能グランプリ」の染色補正部門(着物の染み抜き・復元の技術を競う部門)で優勝された、腕利きの染み抜き職人で、これまで他店で断られた「ひどい汚れ」を、何度も直して頂きました。

 

染織技能士 堀部晴久氏

堀部晴久氏

 

松崎さまより振袖をお預かりしてから、約3ヵ月のお時間を頂きましたが、下のお写真のように、とても綺麗な仕上がりとなっております。

 

振袖の染み抜き アフター

染み抜き後

 

今回は、このキレイになったママ振りをお召しになったお嬢様のお写真も、最後にご紹介させて頂きます。

 

③長襦袢もセットで出しましょう

 

振袖用の長襦袢

振袖用の長襦袢

 

さて、3つ目のポイントとして大切なのが「長襦袢もセットで洗いに出す」という点です。

 

汚れについては、上から振袖を着ますので、それほど目立ちませんが、何十年もタンスに入れたままだと、独特のニオイや、小さな虫の死骸などがついている事もあります。

 

成人のお祝いに着る「晴れ着」ですので、気持ち良く着ていただくためにも、振袖と一緒に、長襦袢も洗いに出しておきましょう。

 

また、お手入れをする際に、必ずチェックしてほしいのが「半衿」です。

 

長襦袢の半衿の汚れ

汚れている半衿

 

半衿とは、長襦袢の衿元に縫いつける布のことですが、当時の汚れがそのまま残っていたり、半衿そのものが付いていない事もよくあります。

 

この半衿は、振袖を着た時も見える部分ですので、汚れがついている時は、染み抜きをするか、新しいものに取り替えましょう。

 

とくに最近は、白い無地の半衿ではなく、豪華でボリュームのある刺しゅう半衿をつけるお客さまが増えてきました。

 

刺繍半衿450

刺しゅう半衿

 

無地に比べ、お顔もとが華やかになることから、当店でも、ほとんどのお客様が、豪華な刺しゅう半衿に取り替えられます。

振袖用刺繍半衿 紫に赤 菊に青海波の柄

 

今回、おあずかりした松崎さまの長襦袢にも、当店にてお選びいただいた「紫色の刺しゅう半衿」を縫い付けました。お嬢様に着て頂くと、どのような感じなるかも、ご紹介させて頂きます。

 

あと、最後にひとつ付け加えますと、帯も着物と同じようにクリーニングすることが可能です。もし、汚れがついていたり、シワが気になるようでしたら、帯も一緒にクリーニングしておきましょう。

 

クリーニングで美しく甦った振袖

ママ振り 後姿 帯結び

 

さて、今回ご紹介した3つのポイントで、キレイに甦った松崎さまの振袖がこちらです。

当初、お預かりした時点では、全体に変色が広がっていましたが、汚れも目立たず、新品のような美しい後ろ姿です!

 

ママ振袖のコーディネイト

さらに衿元は、お選びいただいた刺繍の半衿で、華やかにイメージチェンジしました。髪飾りは、お嬢様がご自分でお選びになった御品で、振袖のイメージに合っていますね。

 

では、お母さまの当時の写真と比べ、どれくらい変わったかご覧下さい。

 

ママ振り コーディネイト ビフォア アフター

 

お嬢様の春香さまが希望された「カッコいいイメージ」になるよう、紫やブルーの小物でアレンジしています。

 

そして、今回のお見立てで、私自身とても嬉しかったのは、実はこの振袖、30年以上前に「きものやまなか」にて、お買い上げいただいた御品だったことです。

 

長い年月がたっても、頼りにしてもらえるというのは、呉服屋冥利に尽きますね。

これからも、皆様より、末永いお付き合いをして頂けるお店として、精進して参りたいと思います。

 

もし、このブログをご覧の方で、古い和服のしみ抜きや、ママ振りのアレンジでお困りの際は、ぜひ「やまなか」まで、ご連絡ください。

 

松崎さまの振袖のように、美しく甦らせて頂きます。

 

 

着物クリーニング バナー画像

 

ママの振袖リメイク バナー画像

 

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