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振袖はレンタル・購入・ママ振りどれが一番おトク?

レンタル・購入・ママ振り「長所と短所」徹底比較!

振袖を購入・レンタル・ママ振袖にするか迷う母親

きものやまなか店主の山中邦彦です。

 

振袖の準備方法には、レンタル・購入・ママ振りの3つがあります。

 

ただ、はじめて成人式を迎える方には、どの方法が自分に合っているか分からないですよね。

 

今回はそんな方のために、レンタル・購入・ママ振袖の長所と短所を解説します。

 

振袖準備の比較一覧表
レンタル 購入 ママ振り
費用 15~20万 40~50万 12~15万
割合 50% 20% 20%
サイズ 身長差次第
柄かぶり
手入れ

保管

必要なし 必要 必要

 

 

 

振袖レンタルの長所と短所

振袖レンタルの長所と短所

 

長 所


  1. 購入より安い。
  2. 保管の必要がない。
  3. お手入れが不要。
  4. 写真や着付けがセットになっている事が多く、手間がかからない。

 

 

短 所


  1. 購入品と比べると品質は落ちる。
  2. サイズがピッタリではないことがある。
  3. レンタル期間を過ぎると振袖を着られない。
  4. 友人の振袖とカブる可能性がある。

 

 

レンタルの特色


レンタルは現在、購入・レンタル・ママ振りの中で、一番多い準備方法となりました。

 

その割合ですが、全国平均で5~6割、東京や大阪などの都心部では7割と、さらに高い比率となっています。

 

そしてその人気の理由は、手入れや保管の必要がない手軽さ。

 

「着物がたためない」「和服に興味がない」「振袖は成人式の一回限り」というお考えの方は、レンタルをお選びになることが多いようです。

 

価格については平均すると購入よりお安く済みますが、レンタルであっても新作ブランド品なら30~50万位になるケースもあり、レンタルの方が必ず安いわけではありません。

 

サイズについては、身長が150cm以下・170cm以上・ふくよかな方だと選択肢が少なく、時期やお店によっては適用サイズを置いていないケースもあります。

振袖購入の長所と短所

きものやまなか「店舗写真」500振袖名古屋市

 

長 所


  1. 高級感あふれる逸品物を選べる。
  2. 自分にピッタリのサイズで仕上がる。
  3. 成人式が終わっても着ることができる。(卒業式・結婚式などに)
  4. 将来だれかに着てもらうことができる。(妹・親戚・お子様)

 

 

短 所


  1. 保管が必要。
  2. 着用後の手入れが必要。
  3. 逸品物の手の込んだ振袖になると高額になる。

 

 

購入の特色


母親の時代は購入の方がほとんどでしたが、近年その割合はレンタルなどに押され、全体の2~3割にまで減少してきています。

 

ただ、あまり他の方が着ていない逸品物をお探しの方や、茶道・華道・日本舞踊などの習い事をしている和文化への関心が高い方はは、今でも購入する割合が高くなっています。

 

さらに最近は、購入品でもレンタルと同じぐらいの価格帯(20~30万円)で提供している振袖ショップもあるため、ご予算がない方でも購入しやすくなっています。

ママ振袖の長所と短所

ママ振袖 コーディネイト 赤色

 

長 所


  1. 安く済む。
  2. 母親の振袖は高品質なものが多い。
  3. 着物の数は増えない。
  4. いちど直してしまえば、成人式以外でも着ることができる。
  5. 他の振袖とカブる可能性が低い。
  6. 親子3代に渡り思い出を共有できる。

 

 

短 所


  1. 古いので汚れがついていることが多い。
  2. 親子で身長が違う場合はサイズ直しが必要。
  3. 汚れが酷かったりサイズが大きく違う場合は、お直し代が高額になる。
  4. そのまま着ると古い感じになるので、帯や小物を新しくする必要がある。
  5. ママ振りが家にない(母もレンタル・紛失した)場合、この方法は不可。

 

 

ママ振袖の特色


母親の振袖をアレンジして着る方法は、ここ最近ブームになっており、レンタルには及びませんが、会場によっては購入の方より多くなっています。

 

さらにママ振り以外にも、姉振り・おば振り・ババ振りのお下がりの振袖も増えています。

 

ママ振・おば振・ババ振とは?

 

ただ、お下がりの振袖を着る際は、染み抜き・サイズ直しなど専門的な知識が必要ですので、きちんと相談にのってもらえるお店を探すことが大切です。

 

ママ振り準備 7つのステップ

コーディネート事例

振袖の価格・手間・柄かぶりの比較

次は振袖を選ぶ上で重要なポイント、価格・準備にかかる手間・柄かぶりの3つの点から比較してみます。

振袖費用がお安いのは?

振袖の費用は誰が払うのか?

 

振袖にかかる費用について平均価格がお安い順番は下記のようになります。

 

平均相場
①ママ振袖 12~15万
②レンタル 15~20万
③購入 40~50万

 

そのため、費用をできるだけ抑えたい方は、ママ振り・レンタルが良いでしょう。

 

いっぽう比較的ご予算に余裕があり、誰も着ていない逸品物を着せてあげたい方には、新作の購入をおすすめします。

 

振袖の購入・レンタル・ママ振りの平均価格について

 

ただ価格については、上記ブログでも解説しているとおり、最近は購入品でも20万円を切る格安セットを扱うお店もあります。

 

逆にレンタルでは30~50万円もするの高額ブランド品も出てきたため、価格に関しては昔ほどレンタルと購入の差がなくなってきました。

 

そのため、お客様によっては予算だけを決め、下見に行ったとき「レンタル」か「購入」かを検討するかたも増えているようです。(大手の振袖ショップでは、レンタル・購入の両方を扱っているお店がほとんどです)

 

そして、レンタルと購入の価格差がなくなってきたことで、どちらにするか一番大切なポイントは「成人式以外でどれだけ着る可能性があるか?」という点です。

 

成人式以外で振袖を着る事ができるのはどんな時?

 

どんな高額な振袖を購入しても、何回も着ればじゅうぶん元をとる事はできますし、どんなに気に入った振袖でも、レンタルなら成人式の1度きりです。

 

この点はご家庭によって様々ですので、メリットとデメリットを比較しながら検討してみて下さい。

手間がかからないのはレンタル

着物丸洗いピカピカイラスト

 

最近は昔ほど和服に接することが少なくなり、お着物をたためなかったり、和服に興味がない方も増えてきました。

 

しかし振袖をいざ成人式となると、振袖選びから購入後のメンテナンスまで和服の管理には手間がかかります。

 

この手間がかからない順に申し上げると、こちらのようになります。

 

直し 手入れ 保管
レンタル 不要 不要 不要
購 入 不要 必要 必要
ママ振袖 必要 必要 必要

 

レンタルの場合、着たあとはお店に返却するだけですので、お手入れや保管の必要ないのは言うまでもありません。

 

当日の着付け・前撮りもセットになっていることが多く、3つの中で一番ラクです。

 

もし「準備の手間をできるだけ少なくしたい」とお考えの方にはレンタルが一番おすすめです。

 

いっぽう購入やママ振りは、成人式が終わった後も着用できるというメリットがある反面、クリーニングなどのお手入れが必要です。

 

契約前にそのお店のアフターサービスが充実しているかを確認しておきましょう。

 

成人式後の振袖のお手入れについて

 

とくにママ振袖に関しては「思い出の振袖が甦る」という感動がある反面、着用前にもサイズ直しや染み抜きが必要なことが多く、3つの中では一番手間がかかります。

友達とガブらないのは?

友達同じ振袖カブリ500

成人式を迎えるお嬢さまの要望で、一番多いのは何かわかりますか?

 

それは「友達の振袖とカブりたくない」です。

 

同色・同柄の振袖はもちろんのこと、似た感じの振袖でもイヤなようで、この希望は近年ダントツに多いです。

 

これについて、友達や同じ会場の方とカブる可能性が低い順に申し上げると、こうなります。

 

カブる可能性が高い

① レンタル

② 購入

③ ママ振り

カブる可能性が低い

 

私も毎年、全てのお客様から成人式の感想を伺いますが「友だちの振袖が同じだったの~」という話しを必ずお聞きします。

 

その際、友だちの振袖はレンタルであることが多く、新成人が多い会場ほど、その確率が高まります。

 

いっぽうママ振りで同じ振袖と鉢合わせになってしまったという話は、あまり聞いた事がありません。

 

この「他の人とカブる可能性がほとんどない」という点も、近年ママ振袖を選ぶ方が増えている大きな理由の一つです。

 

さて以上が、購入・レンタル・ママ振の比較でしたが、おわかり頂けたでしょうか?

 

成人式の振袖選びでは、色や柄選び・お店選びの他にも、どの準備方法をお選びになるかがとても大切なポイントになりますので、お母様とお嬢様でよく相談してみて下さい。

 

それでは皆さん、一生に一度の振袖選び かんばって下さいね!

 

きものやまなか6代目店主 山中邦彦

この記事を書いたひと


きものやまなか6代目店主の山中邦彦です。

お着物のことならお気軽にご相談ください。

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