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【ママ振り】とは?

「ママ振り」の意味

 

ママ振袖 白 青 黒 赤 オレンジ 総絞り

 

ママ振り(ままふり)とは、かつて母親が成人式で着用した振袖のことを言います。

 

最近では、この「ママ振り」を 帯や小物を現代風にアレンジして、成人式に着る二十歳の新成人女性が増えており、ママ振リメイク(ままふりりめいく)と呼ばれています。

 

 

「ママ振リメイク」で甦った振袖

 

ママ振袖_ビフォアアフター

 

ママ振り黒_コーディネイト 画像

 

20~30年前の古い振袖でも、帯や小物にアレンジを加えることで、華やかさが甦り、現代の振袖とならんでも見劣りすることはありません。

 

下記のページでは、実際に「ママ振リメイク」をして美しく甦った晴れ着の事例を掲載しています。

 

ママ振リメイク事例

 

 

「ママ振り」の現状と割合

かつて「成人式の振袖」を準備する方法は ①新しい振袖を購入する ②レンタル(貸衣装)にする の2つの準備方法が主流でしたが、2010年(平成22年)頃より、母親の振袖で成人式を迎える二十歳の女性が増えはじめました。

 

これは、購入やレンタルにない「ママ振り」だけのメリットがあるからであり、現在、成人式の会場で2~3割の女性が「ママ振り」や、姉・おばさんの晴れ着を着ていると言われ、購入・レンタルに次ぐ3つ目の準備方法として注目されています。

 

「ママ振り」のメリット

 

ママ振りのメリット

「ママ振り」で成人式を迎える女性が増えてきている理由として、おもに次の5つが挙げられます。

 

① 手持ちの振袖を使うので 成人式の費用を抑える事ができる。

② 友達の振袖とカブる事がまずない。

③ いったん直してしまえば、成人式以外で何度でも着れる。

④ 昔の振袖の方が、現代の振袖と比べても品質は良いことが多い。

⑤ 祖母・母・娘の親子3代に渡り、思い出を共有できる。

 

「ママ振り」のメリットをより詳しく

 

 

「ママ振りブーム」流行の社会的背景

ママ振リメイクで車をおねだり

「ママ振り」を着る二十歳の女性が増えてきた理由として、上記のメリット以外に、以下のような5つの社会的背景も影響しています。

 

① デフレによる成人式費用の抑制

2012年12月に発足した第2次安倍内閣によるアベノミクスにより、失業率は大きく改善されましたが、1世帯あたりの平均所得は現在でも横ばいとなっています。

そのため成人式の費用については、年々抑制される傾向にあり、手持ちの振袖を使って、費用をおさえることが出来る「ママ振リメイク」は、現代の晴れ着の準備方法として消費者の間で注目されています。

 

② コストダウンによる品質低下

近年の振袖は、消費者の低価格志向によりコストダウンが図られ、海外製やインクジェット方式などで制作されているものも多くなってきました。その結果として価格は安くなりましたが、加工技術や生地の品質そのものは、昔に比べ相対的に低下しています。

いっぽう、お母様の時代の振袖は、ほとんどが国内にて製造されており、100万円以上もする高額な晴れ着も大量に販売されていたため、現代の振袖と並んでも見劣りすることが少なくなってきました。

 

③ エコブーム

高度成長期やバブル景気の終焉と共に大量消費社会は終わりを告げ「もったいない」という言葉に代表されるように「今ある物を大切して使う」という省資源化の考え方が消費者の間で根付いてきています。

とくに和服に関しては、昔に比べ着用機会が少なくなってきたため、1~2回しか着ていない高額な和服が「タンスの肥やし」として眠っているケースが増えてきました。

そんな中「ママ振り」の活用は、何十年も眠っている着物を活用できる絶好のチャンスであり、今の時代の考え方に一番マッチした振袖の準備方法となっています。

 

④ モノからコトへ 消費者志向の変化

現代の消費者の志向は、物の所有に価値を見出す「モノ消費」から、商品やサービスの購入で得られる体験に価値を見出す「コト消費」へと変化してきています。

「ママ振り」を活用することで、費用の抑制だけではなく、祖母・母親・お嬢様で当時の体験を共有することでき、親子3代での記念撮影により、より思い出深い成人式を体験することができます。ママ振りを着用されたご家族の中には、かつての母親の頃を懐かしみ、涙を流す方もおられ、まさに体験に価値を見出す典型的な「コト消費」の事例となっています。

 

成人式の親子3代の家族写真

 

 

⑤ ナンバーワンからオンリーワンへ

今ドキのお嬢様たちが、振袖を選ぶ上でもっとも重要視するポイントは、色柄や品質よりも「友達の振袖とカブりたくない」という点です。

つまり一番ではなくてもいいし、高価なブランド物でなくても良いので「誰も着ていない私だけの装いで成人式に出席したい」という想いを持ったお嬢様が増えてきました。

その点「ママ振り」なら友達の振袖と会場でカブる可能性は限りなくゼロに近く、小物のアレンジ自由度も高いため、自分だけの晴れ着にアレンジする事が可能です。

 

ママ振りを着るお嬢様の気持ち

 

「ママ振り」のデメリット

「ママ振り」には、多くの長所がある反面、下記のような短所もあります。

 

① 古い母親の着物のため、染み抜きやサイズ直し等のお直しが必要

② 汚れが酷かったり、親子のサイズが大きく違うケースでは、お直し費用が高額になることがある。

③ どうしても娘様がママ振りを着たくない場合、この方法は不可。

④ ママ振りが家にない(母親の時はレンタルにした・紛失してしまった)場合、この方法は不可。

 

 

「ママ振り」の平均費用

 

 

ニュース・メディアで取り上げられた「ママ振り」の話題

中日新聞  平成23年1月8日 夕刊

母親の振袖リメイク 中日新聞記事

 

 

NHK「ほっとイブニング」  平成25年1月7日(月)

 

 

名古屋テレビ「ドデスカ!」平成27年 1月14日

 

 

「ママ振り」に関する商標登録

現在「ママ振り」に関連する呼び名は、3社の呉服店により、4つの商標が登録されています。(登録日が早い順に掲載)

 

① ママ振り(ままふり)

登録番号: 5847236

商標:「ママ振り」

区分35

出願人: 株式会社すずのき

出願日: 2015年(平成27年)12月 3日

登録日: 2016年(平成28年) 4月28日

商標出願・登録情報

株式会社すずのき ウェブサイト

 

② ママ振リメイク(ままふりりめいく)

登録番号: 5869512

商標:「ママ振リメイク」

区分37 、40

出願人: 合資会社山中商店

出願日: 2016年(平成28年)2月26日

登録日: 2016年(平成28年)7月29日

商標出願・登録情報

合資会社山中商店 ウェブサイト

 

③ さが美のママ振袖(さがみのままふりそで)

登録番号: 5935295

商標:「さが美のママ振袖」

区分35 、40

出願人: 株式会社さが美

出願日: 2016年(平成28年) 9月21日

登録日: 2017年(平成29年) 3月24日

商標出願・登録情報

株式会社さが美 ウェブサイト

 

④ ママ振袖(ままふりそで)

登録番号: 5946050

商標:「ママ振袖」

区分35

出願人: 株式会社さが美

出願日: 2016年(平成28年)11月18日

登録日: 2017年(平成29年) 5月12日

商標出願・登録情報

株式会社さが美 ウェブサイト