束ね熨斗【グレーの振袖】
2021年03月13日
束ね熨斗の意味
振袖、留袖、お宮参りのお祝着などに描かれる文様に「束ね熨斗(たばねのし)」があります。
豪華でリボンのような熨斗(のし)を何本も束ねた柄で、代表的な古典文様です。
熨斗は、お祝いの席に欠かせない縁起物であることから、多くの方から祝福を受け、幸せがいつまでも続くようにという意味が込められており、当店でも人気の柄です。
本日ご紹介させていただく齋藤真奈さまは、この束ね熨斗の振袖で、ことし成人式をお迎えになりました。
グレーは、真奈さまご自身が希望された色で、あまり他の方が着ていない渋めのお色が良かったそうです。
全身に広がる熨斗が、豪華さを演出し、古典柄のよさが凝縮された着姿になっていますね。
さらに、この素敵な髪飾りは、振袖に合わせ、お母さまがお作りになった「世界でひとつだけの髪飾り」で、後ろ姿を華やかに彩る帯は、お母様がかつて成人式でお使いになった御品です。
前撮りでは、お父さま・お母さま・お姉さまと4人で、すてきな家族写真も撮影されました。
そして、お姉さまの「黄色の振袖」は、お母様が成人式で着用したママ振りです。
ご希望の晴れ着をあらたに準備し、
たいせつな思い出の品はそのまま使い、
お母さまの心のこもった「つまみ細工」が華をそえ、
まさに、束ね熨斗に込められた「多くの方から祝福を受ける」という意味を、そのまま表現したかのような、素敵な成人式になっていますね。
「きものやまなか」では、齋藤さまのような「貴女だけの成人式」を、皆さまと一緒に、創りあげることを目標としております。
あなたの希望が叶うよう、精一杯のお手伝いをさせて頂きますので、お気軽にご連絡ください。
お嬢様からのご感想