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六代目ブログ

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振袖の購入・レンタル・ママ振の割合と値段

成人式の振袖の平均価格と割合

成人式の振袖の購入 レンタル ママ振袖の割合円グラフ

準備方法 平均相場 割合
購 入 40~50万円 20%
レンタル 15~20万円 60%
ママ振袖 12~15万円 20%

 

振袖の購入・レンタル・ママ振袖の割合と相場は、全国平均でこちらのようになります。

 

振袖準備方法の割合(日本マーケティングリサーチ機構)

新品振袖の相場と割合

きものやまなか「店舗写真」500振袖名古屋市

 

振袖購入の費用と割合は、お店や地域によって違いますが、相場は40~50万円となり、全体の約2割の方が新しい振袖で成人式をお迎えになります。

 

お母様の時代やバブル世代ですと、振袖一式を50万円以上で購入されているケースが多く、100万円をこえる振袖もよく売れていたので、最近の相場はかなりお安くなっています。

 

バブル世代_イメージイラスト

 

これだけ価格が下がってきている理由は、大手を中心に格安な振袖セットをどんどん打ち出してきているからです。

 

皆さんのお手元に届くカタログにも「えっ? レンタルの値段じゃないの!?」と思えるぐらい、お値打ちな振袖セットが掲載されていますよね。

 

激安振袖イラスト

 

かつて100万円以上で購入された母親世代からすれば、衝撃的なお値段ではないでしょうか。

 

しかしその一方で、高額な50万円以上の振袖がない訳ではありません。

 

平均価格は「お店によって違う」と申し上げましたが、当店での振袖購入の平均は約60万円で、セットの中でも59.8万円が一番人気です。

 

さらに、80~100万円する高額な振袖もよく売れていきます。

 

もちろん当店以外にも、百貨店や高級呉服店を中心に、100万以上の高額品を取り扱っているお店はたくさんあります。

 

つまり振袖の値段に関しては価格が下がったというより、選べる価格帯の幅が広がったといった方が正しいのかもしれません。

 

さらに成人式の晴れ着を用意する方法としては、購入以外にレンタルやママ振袖など、さまざまなサービスがあります。

 

母親の時代は、ほぼ「購入」しか選択肢がありませんでしたが、準備方法の選択肢が増えたことは、大学の学費などでお金がいるご家庭にとって、とても良い傾向だと思います。

 

 

新作振袖のお下見_バナー

 

レンタルの相場と割合

レンタルか購入か400

いっぽう、レンタル費用の相場は15~20万円となっています。

 

このサービスはお母様の時代、あまり普及していませんでしたが、お手入れや保管の必要がない手軽さが受け、購入を抜いてもっとも多い準備方法となってきました。

 

その割合ですが全国平均で約6割となり、東京などの都心部では7割以上がレンタルで準備をしています。

 

このレンタル料金の相場は購入価格が下落傾向にあるのに対し、逆に年々上昇する傾向にあります。

アップイメージ

かつて振袖は「買えば高く、レンタルは安い」と言われていましたが、必ずしもそうではなくなってきました。

 

これはナゼかというと、購入に代わりレンタルが一番多い準備方法になったため、客層も広がり、レンタルにも高額な価格帯がでてきたからです。

 

その典型的なのがオーダーレンタルと呼ばれるサービス。

 

これは誰も着ていない新品の振袖をそのお嬢さまのサイズに仕立て、成人式が終われば返却するという、購入とレンタルの「いいトコ取り」をしたようなサービスです。

 

たとえば、オーダーレンタルのカタログには、

  • 購入価格 48万円
  • オーダーレンタル価格 30万円

 

と、同じ振袖に対し「2つの料金」が表示されています。

 

これは「買えば 48万・借りるなら30万」という意味で、同じ商品であっても、購入とレンタルを自由に選べるようになっています。

 

また、オーダーレンタルでなくても、新作ブランド品なら30~40万円するレンタル品はざらで、これら高額なレンタル品の登場が、平均価格を押し上げる原因となっています。

 

ちなみに私が今までお客さまから聞いた中で、もっとも高額だったレンタル価格は、前撮りと成人式の2回だけで、なんと70万円でした…(汗)

驚く表情

「その値段ならいいのが買えるのに」と思われた方も多いと思いますが、そのお客様それなりに満足されているご様子。

 

つまり、かなり高額な振袖を購入できる経済的な余裕のある方でも、購入後のメンテナンスや保管ができないので、割高になると分かっていても貸衣装を選ばれる方がふえています。

 

このような和服に対する価値観の変化は、当店のようにレンタルをしていない「昔ながらの呉服店」からすると少し寂しいですが、時代の流れですので仕方がないと思っております。

 

予算オーバー_イラスト

 

レンタルについては以上ですが、貸衣装であっても非常に幅広い価格帯が存在しますので「レンタルだから安いだろう」と思って、いざお店に行ってみると「気に入った衣装が予算オーバーになってしまった」なんて事もよくありますので、お気をつけください。

 

また、ほとんどの貸衣装店では、今まで通り10~20万円の価格帯もあるので、ご予算があるようでしたら、最初に店員さんに伝えておきましょう。

 

購入・レンタル・ママ振りの長所と短所

 

振袖選びで失敗しないための秘訣小冊子無料プレゼントバナー画像

 

ママ振袖の相場と割合

ママ振袖の費用

ママ振袖の割合

 

さて、最近増えているのが「ママ振り」といわれる母親の振袖をアレンジして着る方法です。

 

ママ振袖とは?

 

増えている理由としては「友達の振袖とカブらない」「レンタルより安く済む」などのメリットがあるからで、当店でも年間200枚以上のママ振りを取り扱うようになりました。

 

「やまなか」が甦らせたママ振り

 

さらに「姉振」「おば振」「ばば振」と呼ばれる姉・おば・祖母の振袖を着る方もおられ、お下がりの振袖を着る方の割合は全体の2割にまで急増しています。

 

だだ、このママ振りに関する費用を、お客様から尋ねられた場合、どのようにお答えして良いのか少し困ります。

 

冒頭でママ振りの平均相場は12~15万円と申し上げましたが、その費用は振袖の状態・親子のサイズの違いによって大きく変わり、一般的な平均は申し上げる事ができても、お尋ねになったお客様がその費用で収まるかは、振袖を見てみないと分からないからです。

 

例えば、こちらに2組のお客様がいらっしゃいます。

Aさんのママ振り費用   98,500円

Bさんのママ振り費用 225,900円

 

どちらも、当店のママ振りのお客様ですが、Aさんは帯あげ・帯じめ等の小物で、高額な商品をお買い上げ頂きました。

 

いっぽうBさんは平均的な価格の小物をコーディネイトさせて頂き、使える物はできるだけ使うようにしたのですがAさんの2倍以上の費用となっています。

 

この違いは何かというと、Aさんのママ振りはとてもきれいで、サイズ直しの必要もなく、お直しの費用が一切かかりませんでした。

 

いっぽうBさんは汚れや変色がひどく、身長差も10cmあったため、大掛かりなお直しの作業でトータルの費用が20万円をこえました。

 

ママ振袖のサイズ直し費用

染み抜き・仕立て・専務3人集_580

このように、ママ振りの費用には新しくする小物以外にも、染み抜き・サイズ直し等のお直し料金がかかります。

 

この点が、ご自分の予算に合わせ自由に選べる 「購入・レンタル」と「ママ振り」との大きな違いです。

 

ただ、お直し費用については、お客様ご自身で判断することは難しいので、和服の専門家に一度見てもらいましょう。

 

⇒ ママ振リメイクをする場合 どんなお店に相談すれば良いのか?

こんなお店で【ママ振の相談】はしてはいけない!

 

帯結び

ママ振りに新しい帯を合わしたお嬢様

 

また、全体の雰囲気を昔と大きく変えたい場合は、小物だけでなく帯まで新しい物に変えることがありますが、その場合もママ振の平均相場より高くなる傾向があります。

 

この帯のコーディネイトについては、コチラのブログ記事に詳しく掲載していますので、どうぞ御覧下さい。

ママ振の帯のコーディネイトについて

 

 

さて以上が、購入・レンタル・ママ振りお値段の違いですが、おわかり頂けましたでしょうか?

 

また価格だけでなく「成人式の振袖選びで失敗しないポイント」を知りたい方は、下記ページにて詳しく解説しておりますので どうぞ御覧下さい。

 

ママの振袖リメイク バナー画像

 

 

失敗しない振袖選びのポイント_500

 

 

 

「きものやまなか」振袖美人特集

「やまなか」にて新作振袖をご購入されたり、ママ振のアレンジをされたお客様のお写真です。どうぞ御覧下さい。

 

 

フォロワー1万人を超える「きものやまなか」公式インスタグラムでは、よりたくさんのお客様の写真を御覧頂けます。お気軽にフォローして頂き、コーディネイトやヘアスタイルの参考にしてみて下さい。

 

振袖美人 インスタグラムバナー画像

 

 

 

前撮り撮影メイキングムービー

当店のお客様の前撮り撮影の時の模様です。どうぞ御覧ください。