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成人式の振袖は【1年前】に決めないと間に合わないの?

2021/01/24

振袖は1年前に決めなくても十分間に合います

成人式に間に合うか カレンダー

最近、多くのお母さまより「振袖は1年前に決めないと、成人式に間に合わないのですか?」という質問を、電話やメールでたくさん頂くので、お答えさせていただきます。

 

「1年前に決めないと間に合わない」という情報は、間違いです。

たとえば、当店で振袖を購入したり、ママ振りを直した場合、下記の納期で仕上がります。

 

●購入の場合 

お仕立て期間 約3ヵ月

 

●ママ振りの場合 

丸洗い 約2ヵ月
丸洗い+染み抜き 約3ヵ月
部分サイズ直し 約2ヵ月
仕立て直し 約4ヵ月

 

多少の違いはありますが、どのお店もだいたいこのような納期で仕上げておらえますし、もっと早く仕上げてくれるお店もあります。つまり、夏や秋に決めたとしても、作業内容によっては十分間に合います。

 

ではナゼ、おおくの方が「振袖は1年前に決めないと間に合わない」と、勘違いされるのでしょうか?

 

それは、次の2つの理由からです。

 

 

1⃣友人・知人から聞いた

成人の日イラスト

まずは、知人や友人から聞くケースです。

とくに1年前は、ひとつ上の方の成人式が開催されます。

 

この時期は、多くのメディアで成人式のニュースが流れるため、消費者の意識も高まり、展示会も頻繁に開催されるため、振袖を決める方も自然と多くなります。

 

そして、自分が振袖を決めてしまうと、どうしても人に言いたくなる(自慢したくなる)心理が働き、

 

「振袖、もう決めちゃったわ!」

「えっ 振袖まだ決めてないの?」

「はやくしないと間に合わないよ」

 

と、振袖を決めた方から決めていない方へ、伝言ゲームのように、どんどん振袖の話題が伝わっていきます。

 

とくに、何人もの友人が集まる中で言われると、何も知らないお母さま・お嬢さまは「えっ、私たち遅いのかしら…」と、焦ってしまいますよね。

 

 

和裁士の写真

 

ただ、最初に申し上げたとおり、3~4ヵ月もあれば、仕立ては十分間に合いますし、呉服屋の立場から申し上げると、1年前の段階で全てのお客さまが振袖を決めてしまうという事はありません。

 

とくに最近は、コロナ禍の影響もあり、振袖を決める時期が、むかしに比べ分散化しています。

 

早い方は、2年以上前に決めてしまいますが、遅い方ですと成人式のギリギリ2~3ヵ月前になって、お越しになるお客さまもいます。(ただし2~3ヵ月前ですと、作業内容によっては間に合わないこともあります)

 

振袖を決めるのに「最適な時期」というのは、そのお家のおかれている状況によって様々ですので、あまり周りの雰囲気にまどわされず、ご自分のペースで検討する事が大切です。

 

「1年前に振袖を決める方が多い」と言うのは事実ですが「1年前に決めないと成人式に間に合わない」という理由で決めるのであれば、それは間違った振袖選びですので、お気をつけください。

 

2⃣店員から聞いた

 

 

悪徳営業マン

 

さて問題なのは、2⃣の場合です。

これは、お下見などで振袖ショップを訪れた際、お店の店員より、

 

「えっ、1年前なのにまだ決めてないんですか?」

「もう、ほとんどの方が決めてます」

「振袖なくなってしまいますよ~」

 

などと、言われた場合です。

 

ただこれは、もう皆さんお分かりのとおり、店員が振袖を買ってもらいたいがためのセールストークです。

成人式まで、3ヵ月を切った時期でしたらわかりますが、まだ1年以上もあるのに、このよう文句で消費者を勧誘することは、単に自分たちの売上がほしいだけと言えるでしょう。

 

たとえば、同じ呉服屋の立場から、先程のセールストークにツッコミをいれさせて頂くと、次のようになります。

 

「えっ、1年前なのにまだ決めてないんですか?」

⇒ 半年前に決めても、成人式には十分間に合います。

 

「もう、ほとんどの方が決めてます」

⇒ ウソです、そんな事はゼッタイありません。ちなみにそういう事をいうお店に限って、成人式の1~2ヵ月前に「まだ間に合う!振袖最終セール」みたいなイベントを開催したりします。

 

「振袖なくなってしまいますよ~」

⇒ メーカー側は、つねに振袖の供給を続けていますので、年間を通じて市場から振袖がなくなるという事はありません。それとも、そのお店が「品揃えが少ない」「あらたに振袖を仕入れるお金がない」という意味で、言っているのでしょうか?

詐欺師イラスト

また、さらに悪質なケースでは「18歳成人」の話題にからめて、

 

「令和5年の成人式からは、18歳で開催されるので、高校生のうちに準備しないと間に合いませんよ!」

 

などと、あきらかに間違った情報を伝え、振袖の早期契約に誘導しようとする業者もいます。

 

この2023年【令和5年】1月からの成人式につきましては、全国的にほとんどの自治体が、今までどおり20歳での開催を表明しており、振袖の準備を始める時期については、これまでと、なんら変わりありません。(ただし、コロナウィルス感染症の影響による延期や中止の可能性はあります)

 

【関連ブログ記事】⇒ 18歳成人で成人式は高校3年生になるの?

 

ここまでくると、消費者契約法の「不当な勧誘」に該当する恐れがあり、もはや悪徳業者といってもいいでしょう。⇒ 消費者庁ホームページ「不当な勧誘について」

 

最初にお話しさせていただいた「1⃣友人から聞いた」のケースでは、ご友人が悪気なく、話していることがほとんどですが、この「2⃣店員から聞いた」のケースでは、店員が自分でウソを言っていることをわかっていながら、自分たちの売上ために勧誘しようとする行為なので、たいへん悪質です。

 

このようなトークで、お客様を勧誘するお店では、購入・レンタル・ママ振りのうち、どのような準備方法であっても、契約されない方がいいと思います。

 

【関連ブログ】

こんなお店で振袖をゼッタイ買ってはいけない!

こんなお店でママ振りの相談をしてはいけない!

 

 

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